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シリアル回線（RS-232C）から受信したデータより数値を取り出して、タイムチャート（波形グラフ）を表示します。

シリアル回線（RS-232C）から受信したデータより数値を取り出して、チャート（波形グラフ）を表示します。

使用可能なシリアル通信機器(USB-Serial)は、RATOCシステムの以下の３つです。

　・REX-USB60MB (Micro-Bコネクタ)

　・REX-USB60MI (Micro-Aコネクタ）

　・REX-USB60F （Type-Aコネクタ）

受信データは、テキストデータの他に、透過型パケットフレーム (DLE・STX～DLE・ETXで区切られたバイナリ・データ) を扱うことができます。

テキストデータは行単位で認識します。テキストデータ行の末尾はCR(0x0D)，LF(0x0A) あるいはCR・LFの２バイトです。テキストデータは、数値をカンマ(,)で区切ったCSV形式のテキストで、データ項目数で指定された個数の数値を含みます。

テキストデータ行に含まれる文字列を指定することで、特定の行だけ選択するようにフィルタリングすることができます。

透過型パケットフレームは、DLE・STXで始まり、DLE・ETXで終了するバイトストリームです。

データ受信時、パケットデータ中の、２つの連続するDLEは、１つのDLEに変換されます。

（つまり、ＤＬＥと同一値のバイトをパケットデータに含める場合は、DLE を１つ挿入して、DLE・DLEの２バイトに変換して送信します）

パケットデータは、データ項目数で指定された個数の、リトルエンディアン型３２ビット整数を先頭詰めで格納されていなければなりません。（数値は、符号付き整数として扱われます）

透過型パケットフレームの場合は、データのフィルタリングや、データの位置を指定することはできません。

このプログラムは、java(インタプリタ)で作成されていますので、極端に高速なサンプリング周期でのチャート表示は行えません。

タブレット等、使用するアンドロイド機器の能力にもよりますが、テキストデータの場合で１００ms～２００ms程度、バイナリデータ（透過型パケットフレーム）の場合で１０～５０ｍｓくらいが限界かと思います。

用意されている設定メニューは、以下の通りです。

　・通信パラメタの設定（通信速度，データビット数，ストップビット数，パリティ，フロー制御）

　・チャート。レンジの設定（自動，上限／下限）

　・データ項目数(1～8)の設定

　・フィルタ文字列の設定

　・数値の直前に位置する文字列の設定

　・画面の更新頻度の設定

　・画面の解像度

　・通信デバイスのリセット

詳細な説明書は、以下のURLを参照してください。

http://www.ne.jp/asahi/ajara/kojara/android.htm