『通じる発音』を目指す 中国語単語学習帳 【 Danci 】

シンプルな中国語単語帳アプリです。TTS機能で単語を読み上げてくれ，音声認識で発音の正しさをチェックできます。668語を登録済みでさらに自分で単語を増やせます。

　あなたは中国でタクシーに乗って行き先を告げて聞き取ってもらえますか？　私はまったく通じませんでした。　

　ピンインの通りに発音しているつもりなのに．．．。そこで「通じる発音」を練習するために音声認識を活用することにしました。　

　シンプルな中国語単語帳アプリですが，音声認識で「聞き取ってもらえる発音」を鍛えられます。

〇 Google音声認識を呼び出し，発音をチェックできます。

〇 TextToSpeech機能で中国語の単語の読み上げが可能です。【注：環境により不可】

〇 学習状況（覚えた単語の割合）をグラフィカルに表示できます。

〇 基本単語668語を収めた単語帳を登録済みです（単語帳No.9）。

〇 10冊までの単語帳を自由に作成・登録でき，そこから選んで学習できます。

〇 音声認識以外はネット接続しないオフライン環境でも動作します。

〇 Dropboxに単語データや学習状況を保存でき，また読み出すことができます。

　　これによりスマホ／タブレットを買い替えてもデータ移行ができますし，複数端末間でのデータ共有（同期）も可能になります。

〇 Android 6.0での動作を確認しました。

・問題の日本語訳を見て該当する中国語の単語（登録内容によっては熟語や短文）を考えます。

・ここで[音声認識]ボタンを押して正答と思われる単語を発音してください。

・音声認識で候補となった単語（複数）の中に正解があれば，その単語が赤く表示され正答欄にも単語が表示されます。

・これが正解できるということは日本語に対応する中国語単語とその発音がほぼ正しく理解できていることになります。

・声を出せない場所では頭の中で答を思い浮かべて学習します（普通の単語帳学習になります）。

・Hintボタンを押すと1文字ずつ正解の単語を表示していきます。

・ご自身で「記憶した」「まだ覚えていない」を判断して該当するボタンを押してください。

・「記憶した」として記憶ポイントが増えると，その単語は選ばれにくくなります。

・このアプリではネイティブスピーカーに意味をくみとってもらえる（≒ 正しい）発音を学習するためにGoogle音声認識を呼び出せるようになっています。

・身近にネイティブスピーカーがいないと発音の練習が難しいですがGoogle音声認識はとてもよい（厳しい）パートナーになってくれます。

（一部にGoogle音声認識サービスがプリインストールされていないスマホがあるようです。音声認識ボタンを押してエラーが出た場合はGoogle PlayからGoogleアプリをインストールしてください）

・Cameron Wong氏が作成したTextToSpeechエンジンを使い，中国語単語の読み上げができます。

・読み上げ機能を使うには本アプリの[Help]メニューからEkho TTSのダウンロードページに飛んでください。

◆現在，Google Playから検索できるEkhoは広東語のみ対応となっています。本アプリの [Help] ボタンで現れるメニューから [読み上げ機能の導入] を選ぶと普通話にも対応したEkhoのページに行くことができます。

ただし，環境により普通話対応Ekhoがダウンロードできない場合があります。手作業になりますが http://www.eguidedog.net/ekho.php から Android 2.x: ekho-5.6.apk をスマホにダウンロードし実行することで読み上げ可能になる場合があります（Android 4.xでも利用可）。その際にはスマホの[設定]-[セキュリティ]で[提供元不明のアプリ]にチェックを入れる必要があります。

　自分の学習レベルに応じて自由に学習単語を登録できるアプリはありそうで案外見つかりませんでした。このアプリは基本的な単語を登録していますが，それ以外にもテキストファイルで学習単語を登録できます。「中検3級単語集」「中国語日常会話」「動詞文例集」など自分なりの単語帳を作成してみてください。「単語帳」ですが，登録する中国語は単語に限らず熟語や短文でも構いません。

・あなた自身の単語帳は次のフォーマットで作成してください。

　中国語単語 /// ピンイン ￥ 日本語訳1 ￥ 日本語訳2 ￥ 日本語訳3（いくつでも可） ［改行］

たとえば

　单词 /// dan1ci2 ￥ 単語 ￥ 记… ： 単語を覚える

などです。

・中国語の単語とピンインの間はスラッシュ3本で区切ります （スラッシュの前後に空白が必要です）。

・ピンインから後は半角の円記号で区切ります（円記号で改行されます，￥の前後には空白が必要です）。環境によっては円記号の表示がバックスラッシュになります。

・文字コードはUTF-8（Unicode）です。Windows標準のShift-JISでは中国語が表示できません。

・Windowsのメモ帳でもUTF-8を扱えますが，フリーのエディタも各種公開されています。私はxyzzyを使わせてもらっています。

・PC上で中国語を表示したり入力したりするには，たとえばWindows8なら[コントロールパネル]－[言語]から中国語（簡体字）を追加します。

・作成した単語リスト（UTF-8テキストファイル）はAndroid端末にコピーし，[学習単語を選ぶ]－[管理]で登録します。

・現在はsdcardとみなされるフォルダの下にあるファイルを検索するようにしています。/mnt/sdcard や /storage/emulated など機種によって異なります。sdcardがない端末の場合にも「sdcardとみなされるフォルダ」が必ずあります。

・インターネット接続はなくても動作します。ただし，音声認識とDropbox連携にはネット接続が必要です。

・クラウドストレージサービス Dropboxのアカウント（無料）を持っていれば，単語データや学習状況をDropboxに保存できます。

・Dropboxと連携することでスマートフォン／タブレットを買い替えたときもデータ移行できますし，複数端末間でデータ共有することも可能です。

・Dropboxでのデータ同期はアプリの起動/終了時に行われますが，任意のタイミングで手動同期も可能です。

・動作確認端末はNexus 7 (android 4.3)，P-03E (4.2.2)，F-02E (4.1.2)，P-01D (2.3.4) です。

・もともと小サイズスマホを対象に作ったため，タブレットなどの大型画面ではレイアウトがスカスカになります。

・画面解像度が低い端末(480x320)でボタンが画面からはみ出して選択できない場所があります。申し訳ありません。

・最初はリアルに紙の単語帳を作って中国語の勉強をしていました。ただ，このご時世に目の前のスマホを使わない手はないだろうと考えました。

・「自分のレベルに合った，あるいは使っているテキストに沿った学習単語を自由に登録したい」「発音のチェックをしたい」という希望をかなえる公開アプリを探しましたがうまく見つけられなかったので，それならと自分で作ったものです。

・そんな開発事情から紙の単語カードと見栄えがあまり変わらない地味なアプリですが，よろしければ試してみてください。

・NHKの語学講座「テレビで中国語」を見ていたら「身近に発音を指導してくれる方がいない場合はスマートフォンの音声認識で練習する方法もあります」と言われていたので，このアプリのアイデアは的外れではなかったとほっとしています。

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このアプリの開発者は、安心・安全なアプリの開発者であるとしてアンドロイダーの公認デベロッパーに認証されています。https://androider.jp/developer/e200e0000a2ba8cc480972f810143e08/